簿記3級「仕訳」のコツ|借方・貸方の決め方と頻出パターン
仕訳は簿記のすべての土台で、第1問(45点)に直結します。ここが固まると、第2問・第3問もぐっと解きやすくなります。
仕訳の正体は「取引を、借方(左)と貸方(右)に振り分ける」作業。決め方の手順と、頻出パターンを押さえれば、暗記に頼らず解けるようになります。
仕訳の超基本:5つの要素とホームポジション
勘定科目は、資産・負債・純資産・収益・費用の5つに分かれます。それぞれに「増えたとき、どちら側に書くか(ホームポジション)」が決まっています。
資産と費用は増えたら借方(左)、負債・純資産・収益は増えたら貸方(右)。減るときは逆側に書きます。これだけで仕訳の半分は決まります。
借方・貸方を決める手順
迷ったら、次の順で考えます。
- ① その取引で動いた勘定科目を2つ以上あげる
- ② それぞれが5要素のどれかを判定する
- ③ 増えたか減ったかを見て、ホームポジションから左右を決める
- ④ 借方の合計と貸方の合計が一致するか確認する
頻出パターン①:商品売買(三分法)
三分法では、商品を「仕入(費用)」「売上(収益)」「繰越商品(資産)」の3つで記録します。仕入れたら借方に仕入、売ったら貸方に売上、が基本形です。
よくある誤りは、売ったときに相手科目を「商品」にしてしまうこと。三分法では売上(収益)を使います。
頻出パターン②:掛け・クレジット
代金後払いは「売掛金・買掛金」。クレジット払いでの販売は「クレジット売掛金」を使い、信販会社への手数料は支払手数料(費用)として処理します。
頻出パターン③:固定資産と減価償却
備品や建物を買ったら資産として計上し、決算で価値の目減りを減価償却費(費用)として配分します。3級では定額法が基本です。
よくあるミスをつぶす
仕訳のミスは「借方と貸方が逆」「勘定科目ちがい」「金額ちがい」にほぼ分類できます。自分がどの型で間違えやすいかを知ると、対策が一気に効きます。
簿記3級コーチの仕訳ドリルは数字が毎回変わるので反復に向いており、間違いを自動で種類分けして弱点を可視化します。
よくある質問
- 借方・貸方の覚え方は?
- 資産・費用は増えたら借方(左)、負債・純資産・収益は増えたら貸方(右)。この「ホームポジション」を覚えるのが近道です。
- 三分法とは何ですか?
- 商品売買を「仕入」「売上」「繰越商品」の3科目で記録する方法です。3級の商品売買は基本これで処理します。
- 仕訳は何問くらい解けばいいですか?
- 型ごとに繰り返すのが効果的です。同じ論点を数字を変えて反復すると、考え方が定着します。